運動有能感を高めることで成長は加速する
運動を継続的に楽しむには動機づけが必要です
動機付けには「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」の2種類があります
「内発的動機付づけ」
運動をすることが自体が楽しいから運動をするという場合です。その先に何か目的がある訳ではなく、純粋に運動を楽しもうという動機付けです
「外発的動機づけ」
お小遣いのため、怒られないためのように運動以外の目的に動機がある場合です。
学校体育で重要視されているのは、「内発的動機づけ」です。
学校体育では学習の中で「有能感」を育てることにより,自分の努力によっての成功体験で自信を持つことができるようになり,一人一人が秘めている可能性などを発揮する力。すなわち,一人一人が豊かな「自己実現」をめざして生きるためのより確かな力につながっていきます。
運動に対する成功体験を増やし、運動に対する関心・意欲・態度を高めることが自己の有能さを認知することにつながるとされていています。つまり、運動に対する内発的動機づけ行うためには、運動有能感を高めることが重要なのです。
体育における有能感ということで,「有能感」を「運動有能感」ととらえ、「運動有能感の構造とその定義」をもとに,「運動有能感」を以下の3要因に分けられる。
1:身体的有能さの認知
自分の運動能力に対する肯定感の高さのこと。自分はどの運動でもできる、自分にはできるんだという自信
2:統制感
自分は努力すればできる、練習すればできるんだという自信
3:受容感
自分が周りから受け入れられていると感じること。教師や仲間から受け入れられているという自信
運動有能感を高めることの目的は内発的動機付けによって、生涯にわたり運動を楽しむことだけにはあらず、運動を通じて成功体験を経験し、自信を持つができます。
有能感が芽生えると、次はこれをしたい、あれをしてみたいなど次々とチャレンジする気持ちが生まれていき積極性が出てきます。
そして、苦手だったことにもチャレンジするようになってきます。
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